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ささやかな映画祭

気がつくと借りてきた映画の返却期限当日になっていたので慌てて観た。

一本目は『ダークナイト ライジング』『バッドマン ビギンズ』から始まる新生バットマンシリーズの3作目がこれ。とにかく長かった。上映時間が165分ともなると観るのにも体力がいる。

本作の敵役のベインについての予備知識がまったくなかったこともあり、あまり楽しめなかった。前作の『ダークナイト』に登場する敵役のハービー・デントのことも知らなかったのだけど、デントは誕生するまでの経緯が丁寧に描かれていたから楽しめたのに対し、ベインはキャラの背景描写が薄く、ただ強いだけという風に映った。しかも攻撃方法が打撃だけとか地味すぎる。

中盤に差し掛かった頃にバットマンがベインに完膚なきまで叩きのめされてから再び立ち上がるまでが長く、バットマンの活躍がなかなか見れないせいでフラストレーションがたまる。井戸の底でうごうごしてないで、でたらめな挙動をするバイクで疾走するシーンをもっと観たかった。この映画は、原作ファンが物語の再現度を確かめるために観るような映画なのではないかと思う。

二本目は『アベンジャーズ』。傲岸不遜なキャッチコピーを携えて上陸した現代の黒船を思わせるかのような超大作。これまた143分と結構な長さの上映時間だったけど、中だるみすることなく楽しめた。「日本よ、これが映画だ」などと大言壮語を吐くだけあって日本映画にはまねできない、予算をたっぷりかけた迫力ある映像が満載だった。製作陣が心血注いで完成させたという序盤のヘリキャリアが飛び立つシーンには、ファイナルファンタジーで飛空挺を入手して飛び立つのと似た高揚感を味わえた。新しいおもちゃを手にしたと子供のように自分の目もキラキラと輝いた。

ストーリーは超王道的な展開で、ヒーローたちが集結、トラブルが起こって解散、再集結して悪を倒し地球を救うというもの。実に分かりやすい。ヒーローたちが一堂に会して大暴れするシーンを観たいという欲求が十分に満たされたので特に文句は無い。

キャプテンアメリカやハルクについてゲームで学んだ程度の知識しかなかったが、簡単にその人物の背景についての説明があったのでわかりやすかった。アイアンマンが主役級に活躍するので、『アイアンマン』『アイアンマン2』を先に観て予習しておけば、より感情移入が高まって楽しめるはずだ。

三本目は『ときをかける少女』で日本アニメ界の注目を集めた細田守監督作品の3作目『おおかみこどもの雨と雪』。おおかみおとこと恋に落ちた主人公が生んだ「おおかみこども」の姉弟の成長から自立するまでの13年間を描いた物語。

姉弟の幼少期の元気に走り回る描写がとても生き生きとしていて愛らしかった。ハートフルストーリーを観ていたと思ったら、いつの間にか田舎で農業をして自給自足生活するアニメを観ているような気分になった。農業を指導するツンツンじじいがいい味出していた。

主人公、花のおおかみこども育ての奮闘っぷりは十分に伝わってきたが、ラストの姉弟の自立については唐突感が拭えなかった。予想通りの展開ではあったし、決断を下すに至るまでの描写が少なく説得力に欠けたせいだろう。自分が親になった経験があればもう少し別の角度から楽しめたのかもしれない。

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2013.05.04 Saturday 23:20 | comments(0) | - | 映画 | 

映画感想 ハンナ 40点

少女ハンナの自分探しの旅を眺める物語

◆あらすじ(Amazonの内容紹介より抜粋)
元CIA工作員の父とフィンランドの山奥で人知れず暮らし、並外れた格闘テクニックを叩き込まれたハンナ。愛らしい外見に反し、痛みを知らず感情をもたないまま16歳にまで成長したハンナの戦闘能力はいつしか父を超え、ついに外の世界へ旅立つ日が来た。ある任務の下、ヨーロッパへ旅立った彼女をかつての父の同僚であるCIA捜査官マリッサが執拗に追う。行く手を阻むマリッサの手下との壮絶な戦いのなかで、ハンナは自身の卓越した身体能力の秘密を知らされることに---。

物語としてはその辺にごろごろ転がっているよくある設定だ。漫画でたとえるなら、冴羽が実の父役になった北条司の『エンジェル・ハート』。だいたいこの説明であっていると思う。

この手の設定では、もはやテンプレートといっても過言ではないストーリー運びで、一般的な日常を送る家族たちと(無理やり感ありありに)触れ合うことによって人間らしさを取り戻し、その合間に追ってくる敵組織の相手をするという展開。

超名作『レオン』のようなものを期待して観ると、再起不能になるんじゃあないかと思うぐらいの肩透かしをくらう。くらった。

まず第一に、シアーシャ・ローナン演じるハンナに魅力がない。致命的である。彼女の演技がどうこうというよりキャラクター設定が微妙。感情に抑揚のない殺戮マシーン設定に固執しすぎたことがよくない。人間味がないから人物に魅力を感じないのも当然といえる。

同世代で、危険とは縁遠い普通の暮らしを送る女友達と触れあうことで、少しずつ人間らしい感情を取り戻す姿を描くといった王道的な狙いも、そもそもなぜいっしょに行動することになったのかよくわからないため説得力に欠け、見事に外している。物語の終盤付近でハンナの異常な身体能力がバレて心が離れていくシーンも、あまりにお約束すぎて白けてしまった。

第二に、主人公のハンナを追う悪役たちが無能。何度もあっさり主人公を逃がすザル追撃っぷりに、もっとしっかりやれよと溜息すらでる。追う者と追われる者との間に緊張した空気がない。振り返ると暇さえあれば主人公が走って逃げている構図ばかりが浮かんでくる。鬼ごっこをみたいわけではない。

肉弾戦重視のアクションシーンの演出も組み手ばかりで退屈極まりなかった。せっかく主人公が小柄の少女なんだから、倍ぐらいある男を次から次へとなぎ倒す派手なアクションがあればよかったのにと思う。ベタすぎる展開を抑えるくせに肝心なところがわかってない。

映画の随所で唐突にはじまるケミカル・ブラザーズのオサレ音楽は、映像の締まらなさもあってかみ合っておらず、ちぐはぐな印象を受けた。出来のわるミュージックPVを見せられているかのようだった。

とまあ、最後まで盛り上がらず、びっくりするぐらいつまらなかった

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2012.06.30 Saturday 13:00 | comments(0) | - | 映画 | 

映画感想 カウボーイ&エイリアン 40点

カウボーイとエイリアン。まるでカキ氷に納豆かけのような奇妙な組み合わせに興味を惹かれて観る気になった。ありえないコラボレーションが奇跡の化学反応を起こすことに期待したのだが、結果は近年稀にみる激マズ映画だった。

ときに西暦1873年。アリゾナ準州にある真昼の砂漠の真ん中である男が目を覚ますところから物語りは動き始める。いうまでもなくこの男こそが主人公の「ジェイク」である。演じるのは「ダニエル・クレイブ」。6代目ジェームズ・ボンドとして有名だ。隠しようもなく漂うどことなく危険な感じがするオーラがステキ。男は記憶を失っており、右のわき腹に傷を負っていた。そして左腕にはその時代に不釣合いなサイバーチックな腕輪が装着されていた。果たして男は何者なのか……。

冒頭こそ、これからはじまる謎を予感させるのに満ちた始まりかただったがおもしろいのはここまで。映画を観終わったあとにはその内容をすっかり忘れてしまえそうなほどに中身がないものだった。

物語の内容は一行で説明可能である。小さなさびれた町を襲いにきたエイリアン一味にさらわれた人々を、同じ町のカウボーイたちが救出に行く話。ただこれだけ。

この映画のジャンルを分類するならば、たぶんアクションホラーになるだろう。アクションホラー映画としていまいち確証がもてない理由。それはあまりにリアリティがなくて登場人物の恐怖感が微塵も伝わってこないこないことにある。カウボーイたちの移動手段は馬であり、武器は人間ですらまともに倒せないリボルバー式の拳銃。かたやエイリアンたちは超技術を駆使した戦闘機を操り、極悪な火力を持つ光線銃を持っている。

子供と大人のケンカ同様に圧倒的な戦力差があることは誰の目にも明らか。一体どうやって戦いを挑むのか? 物語のみせどころである。

こたえ。エイリアンたち相手に別段の戦略もなしに突撃。

そこには強大な敵に立ち向かう人類の英知などまったく存在しなかった。作戦が「ガンガン命投げ捨てようぜ!」にでも設定されているのだろうかと疑わずにはいられない。断末魔の叫びをあげてなすすべもなく命を無駄に散らしていくカウボーイたち。画面上で繰り返されるつまらない西部劇、もとい茶番劇は失笑ものだ。この映画に登場する中で最強の敵。それは睡魔に他ならない。

エイリアンとカウボーイを組み合わせたらおもしろいんじゃね?

その発想を脳内だけでとどめておけばよかったものを、ハリソン・フォードといった大物俳優をも担ぎ出してそれなりの予算をつぎ込んで作ってしまったのだから始末に終えない。悪ふざけがすぎる。せめてC級映画らしく笑いどころがあればまだ救いがあったのにそれもない。

褒めるところが何もない。あったのは未体験の退屈ロング。真にホラーなのは、絶望的なつまらなさ。

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2012.06.27 Wednesday 04:00 | comments(0) | - | 映画 | 
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