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まるで、こてんぱんにやられた三下の吐くような捨て台詞とともに、己の剣をごり押し戦法と評された。同じゲーム画面をみつめていると思っていたけれど、やっぱり勘違いしていたようだ。 連戦が基本のプレマだからこそ可能な、戦術の手札を全公開で格ゲーをやっている。ぜんぶをみせて、疑心暗鬼にしたうえでゲーム全体を支配しているのである。キャラ愛を貫くには、果てしない試行錯誤を積み重ねないことには勝利へとたどりつけない。ワンパターンとの決着をつけてからでないと対戦席にすわっても百円玉の無駄。多キャラ使いだから、その辺を理解できていないのかも。 切っていくカードがすべて通じていては、そのような観測しかできないのもむりはない。ハンマー使い相手には、まけても楽しいゲームを提供できているようだが、なかなかどうして世界はひろい。あたらしい敵のこころがひのきの棒でないことを祈りながら、滅多斬りにするしかねぇな! いまのところ、静止する戦術は封じ手。唯一無二の不器用なやりかた。ったく、たまに自分がいやになるぜ! 己が蒼春のころに格ゲーをやっていたときは、勝敗はつかなかったし、ガチ勢なんてふざけたことばも存在しなかった。ゲーセンは、真剣勝負の戦場だった。くだらない格付けをしにいくランクマよりも、クレジット無限のプレマの方が当時の感覚に近づける。 『ワンダと巨像』の名キャッチコピーではないが、格ゲーの一撃は、せつない。