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時をかける少女 [映画批評]

評価:★★★★★
未来永劫、時をかけ続ける傑作アニメーション

昔の話になるけど、1995年7月15日。夏休みを目前に控えたその日に「耳をすませば」が封切りとなった。俺はその映画を映画館の巨大なスクリーンで観たいと思ったのだが、諸事情、というか学生にありがちな資金不足により観る事ができなかった。そして、レンタルビデオでそれを観たのだけど、画面から伝わる柔らかな空気、魅力あるキャラクター、心に染みる音楽、どれもがあまりに素晴らしくて、「やっぱり映画館で観たかったなぁ」と悔しがったことを思い出す。

それから10年の夏が巡り、11年目の夏がやってきた。これは映画館で観ないと絶対後悔する。そんな確信にも似た予感を思わせる作品「時をかける少女」が公開された。ネットでもかなり評判が良く期待が高まった。これはちょっとマズイなと思った。

映画館で楽しむコツは過度の期待を持たないことである。これは映画館まで足を運んでみた数少ない映画の1つ「スターウォーズエピソード1 ファントムメナス」の時に得た教訓である。スターウォーズは全く期待に応えてはくれなくて、心底がっかりした。

例えば続編ものにありがちだけど、どうしても観客というのは前作以上を期待してしまう。故に、客観的に評価すると決して凡作でないものですら、そう見えてしまうことがある。最近観た映画ではSAW2がまさにそれだった。ちなみにスターウォーズに関しては普通に面白くなくて眠りそうになった。

というように、期待のハードルを上げ過ぎると残念な結果が待っていることが多い。今作「時かけ」に於いては、ネットの口コミで評判が上昇した作品であり、期待は高まる一方で押さえることなど到底できなかった。期待感最高潮のまま映画館に俺は向かってしまった。

観た。笑った。泣いた。そして感動した。上映時間は1時間40分ほど。その時間は大変貴重なものであるかのように思え、あっという間に過ぎ去った。心から全て面白かった。俺の中の期待と言う名の高いハードルを軽く飛び越え、夏の青空へとこの作品は駆けていったのだった。10年前と同じ後悔をしないで済んだことを嬉しく思う。映画館で観れて本当に良かった。確信は本物だった。なるほど、確かにこの感動を人に伝えたくなると合点がいった。

あらすじを簡単に説明すると、偶然にも時を逆行する力「タイムリープ」を身につけた主人公、紺野真琴は、例えば昨日妹に食べられたぷりんを食べる為、焼肉を食べる為、小テストでいい点を取る為に能天気にその力を行使する。そんな真琴の学園生活の傍らには、間宮千昭と津田功介という二人の親友の姿があった。夏の青空のように永遠に続くかと思われた親友の関係。しかし、ふとしたことをきっかけに真琴は千昭から告白を受ける。友情が恋へ。動揺した真琴は、タイムリープの力を使い、結局そのことをなかったことにしてしまう。時をかけぬけ東奔西走する真琴が向かう時の先は果たして……。

この作品の面白いところはタイムリープを使った、お笑い用語で言うところの「天丼」にある。天丼とは、同じギャグやボケを繰り返すことにより、笑いを取る手法である。

真琴は最良の結果を得ようと、タイムリープの能力を使って何度も直前に戻って繰り返す。その際、思いっきり飛び出してしか能力を使えない為か、画面外から勢いよく前転して登場する。その登場の仕方が微妙に絶妙に違っていて、次はどんなボケが?と観客はわくわくさせられて、掴みからして面白い。真琴はもちろん、観客も本来起こり得る結果を知っており、それをどういう風に真琴が変えるのかが楽しくて非常に楽しめた。また、その見せ方が秀逸だった。ブリッジとか、ブリッジとかっ!大笑いした。真琴と一緒にタイムリープする一体感がとても心地よかった。

かといって笑いを取ることだけに終らず、きちんと現代の若者の微妙な心情を丁寧に表現している点も素晴らしい。キャラクターが誰も彼も魅力的で、素直に感情移入できた。スクリーン上を所狭しと元気よく駆け抜ける真琴を見ているだけで楽しかった。元気が出てきた。一番のオススメは妹の美雪。真琴がぷりんのことで自殺しようとしているんじゃないかと勘違いして必死に謝り止めようとする姿は必見。最強の萌えキャラだった。

自分は原作を知らないが、原作の方のヒロイン「芳山和子」の存在も面白い。彼女はもちろん、タイムリープのことを知っているのだが、だからと言って必要以上にその能力について語ろうとはしない。でも、要所要所では先に体験した少女としての発言が真琴を、観客を唸らせ、作品に深みを持たせていている。脚本が物凄く上手いと感心させられた。

本作のキャストでは、声優を本職としない、いわゆる舞台役者が多く起用されている。昨今では、やたらと芸能人を起用してアニメファンをがっかりさせることが多いが、この作品では数百人の中からオーディションを行い、真琴役の仲里依紗を選ぶなど、きちんとキャラに合ったキャスティングがされており、安心して見ることができた。ラストシーンでは泣けた。

また、最後のスタッフロールで流れる主題歌「ガーネット」がもう本当良くて、心にしぃんと響き渡り、最後の1秒まで時を楽しめた。アニメだったからかもしれないけど、最後まで席を立つ人が一人もいなかったのが、この作品の完成度の高さを示しているのではないかと思う。

これ以上言うとネタバレを書いてしまいそうになるのでここまでしておく。本当は伝えたいけど、それは読んだ方が自身の目で確かめてほしい。本当に面白い映画なので、是非とも公開が終る前に行ってもらいたい作品である。アニメファンはもちろん、普段アニメを見ない人でも十分に楽しめると思う。映画館に観にいって良かった!と思うこと間違いなし。名作は色褪せることなく、永遠に時をかけ続ける魅力を持つことを知るだろう。

なお、DVD化されたときは購入することが決定している。時かけ最高ー!


2006.08.18 Friday 22:47 | comments(0) | - | ぶった斬りレビュー | 

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