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ぶった斬り読書感想 『珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように』

美星バリスタ、今度こそ熱くておいしい珈琲をたのみますよ!

新人作家特有の荒削りながらも独特の苦味で隠れた人気をえた珈琲店タレーラン。だとすっかり思っていたら、入店していたのは某優良古書堂もどきだった。あれ? おかしいな、看板をみまちがえたかな? 開業先の住所は北鎌倉ではなく、京都であっているよね?

源氏物語を鴛鴦にして現世のどろりとした不倫話を主題にすえたのが本作。古典文学を知らなくてもわかるような魅力が欠けていて、興味を抱く前に何度も手がとまった。喫茶店に行ったときは残さずに食べる主義にしたがって、ちびちびとなんとか飲み込んだ。

読んでいる間は、いまさら国語の授業をうけているかのような錯覚がして眠そうになった。いっぱつで目が覚める美味なコーヒーを注文したはずなのに、どうやら泥水をだされたかもと嫌な予感がしていたが、読了してから確信にいたった。

作者はミスリードが得意と誤解している。ミステリの醍醐味を豆の一粒も理解していない。とんでも推理を楽しもうにも、うまく騙せていないから卑怯のにおいがする。ただの後出しじゃんけん。これを叙述トリックというのはおこがましいにも程がある。腕の見せ所で謎のブレンドが下手すぎ。

シリーズの今後を占う、もとい、作家の将来性を見極める分水嶺と定めていた。三連続で味が激マズだったので、この店にはもう通えない。常連になるのはやめた。

唯一の評価点をあげるのならば、本巻をもって完結閉店としても問題がない幕引きであったことだけ。タレーランの豊穣な香りを味わえるのはせいぜいが2巻目まで。作者の岡崎琢磨には、物語を最後まで引っぱる筆力はないと断言する。金輪際、彼の作品にふれることはないであろ。

勘定はここにおいておく。付き合うのには限界だ。お気に入りの店が、本来の持ち味を忘れてしまったことがざんねんでならない。おいしくなるようにこころから願っていたのはこっちだよ!

駄作っ!
 

2017.02.17 Friday 22:50 | comments(0) | - | ぶった斬りレビュー | 

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2017.11.17 Friday 22:50 | - | - | - |